【ホテルの清掃員】36歳!ホテルで便器に素手で手を突っ込む!でも自分にもできると自信が持てたことで掃除への苦手意識が消えた話

【ホテルの清掃員】36歳!ホテルで便器に素手で手を突っ込む!でも自分にもできると自信が持てたことで掃除への苦手意識が消えた話

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
36歳

【当時の職業】
ホテルの客室清掃です。

【当時の住まい】
実家の一軒家で親と同居です。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
自宅からホテルが近かったという理由で仕事に就きました。
うちの会社に来ない?と知り合いに誘っていただいたのもきっかけです。
掃除が苦手なので仕事を通して掃除が出来るようになることを望んでいました。

【環境と仕事内容】
ホテルの客室清掃です。
お客様がチェックアウトされてから次のお客様がチェックインするまでの間に清掃を終わらせるお仕事です。
セッティングと清掃の担当を分担していて私は清掃がメインでした。
時間帯は日勤で、お客様と顔を合わせることはほとんどないお仕事でした。
職員の人数はとてもたくさんいたので把握していません。
各階数に4人ほど清掃スタッフがいて、階で分担して清掃をしました。

【大変だった時期】
36歳で始めて2か月目の体力的にきつくなった時期です。




【大変だったこと】
トイレに素手で手を突っ込んで糞尿を清掃しなければならなかったことです。
綺麗に使って下さる方が殆どですが、どうしたらこんなに汚れるんだろう、と思うような状態でチェックアウトされるお客様もいるのでそこに手を突っ込むのは勇気がいりました。
仕事を始めて2か月目くらいに身体の痛みがピークになって辞めようと思いましたが思いとどまりました。
そのくらい筋肉痛、腰痛、などが辛かったです。
人間関係は悪い人はいなかったですが、その日のチームのリーダーが変に責任感が強すぎる人に当たると無駄に追い立てられて大変でした。
主婦歴の長いベテランが混ざっていると、効率の悪さを突っ込まれることがあり、掃除が苦手な中頑張って覚えようとしているのでもう少し言い方を和らげてくれればいいのに、と思うことがありました。
掃除は簡単なようで簡単でないからです。

【大変だった期間】
2年です。




【当時の心境】
身体が痛いな、明日もやれるだろうか、と毎日思っていました。
嫌だという感情よりも、好奇心の方が強く、なんであんなにトイレを汚せるんだろう、今日のお客さんゴミが謎だったな、人の抜け毛の量ってこんなに個人差があるんだ、などばかり頭にあり、特に不安はありませんでした。
しいて言えば、汚物を扱うのでそのうち病気になるかもな、という気持ちはありました。
90歳越えのスタッフさんに出会って話をしたときに、ああこの職業は体力さえしっかり維持出来れば年をとっても働けるんだな、素晴らしいな、という気持ちになりました。
自分が泊まれないような豪華な部屋の掃除を任された日は嬉しくて楽しかったです。

【職場が大変だった原因】
大手ホテルだったので忙しかったのと、高い清掃クオリティを毎日維持し続けなければならなかったので気が抜けなかったからだと思います。




【仕事で良かったこと】
やりがいは単純に散らかっていた部屋がこんなにきれいになるんだ、というのを自分の目で見ることができたことです。
大変でしたが、掃除が苦手な自分でもやり方を覚えればこのスピードで清掃をすることができるんだ、という達成感が日頃の自分の自信にもつながりました。




【特にひどかった最悪の出来事】
シャワーブースの清掃が終わって拭き上げをしていて呼ばれて振り返ったらお尻が壁のボタンに当たってシャワーから勢いよく水が出てきて、冷たかったのとずぶぬれになったのと、何よりせっかく拭き上げが終わったのに最初からやり直しになってしまったことです。
自分が濡れているのでまず自分から水滴がしたたり落ちないようにする必要があり、近くに拭くものが無かったので汚い場所を拭いたタオルで意を決して自分を拭きました。
トイレの床の成分を今全身にまとってるんだ、と思ったら萎えました。
鳥肌が立ちそうなのを抑えながら掃除を続けました。
どんな菌が付着しているか分からないので粘膜や口を触らないように仕事が終わるまで気を付けました。
そして終わったら制服を即選択しました。




【相談した人・助けてくれた人】
家族に身体が痛いので続けられない気がすると愚痴を言いました。
身体は鍛えると大丈夫になることがあるからもう少し待ってみたら?何の仕事でも慣れるまでに時間がかかるんだよ、という言葉が救いになりました。
実際その通りで、ピークを越えたら身体が楽になりました。

【改善のための行動】
職場の人たちと積極的にコミュニケーションをとるようにしました。
これはどうしましょう、どうしていますか?など、聞ける人には聞くようにして、一緒に働く人のペースと合うように注意しました。
一緒に働く相手が心地が良いと、その相手を大事に扱ってくれる人が多い手ごたえがあったので、一緒に組む人がやりやすくなるように、を常に意識しました。




【現在の状況と心境の変化】
最初は清掃の仕事にテクニックなどがあるとは思っていませんでした。
正直清掃という職種をなめていました。
でも印象がとても変わったので、その職を離れても清掃の方への尊敬の念はやみません。
どこかのホテルに宿泊するときには、ここは汚くされると辛いんだ、って思う場所だけは綺麗にしてからチェックアウトするようにしています。
髪の毛を自分で拾っておいたり、トイレをチェックしたりするようになりました。
そして自分にも掃除が出来るんだという自信が持てたおかげで私生活でも掃除が以前よりはるかに出来るようになりました。

【学んだこと】
誰かと一緒に働くということは、その職場のパーツになることなんだな、ということを学びました。
特にチームでやる場合はバランスが大事だということが分かりました。



【当時の自分へのアドバイス】
焦らずに身体が慣れるのを待つようにアドバイスをしたいです。
最初はだれでも慣れるのに時間がかかります。
それは知識だけじゃなくて身体も同じで、その動きに適した筋肉がつくまでに時間がかかるのだよ、ということを教えたいです。
そしてさらに仕事に慣れて効率的な体の使い方が出来るようになったら、もっと体力の省エネが可能になるのだよ、と伝えたいです。