ホテル清掃員として現場に派遣されると、パートによる派遣・バイトに対するいじめに衝撃。パートがそんなに偉いか、とストレスを抱えて2回で職場を変えた話。

ホテル清掃員として現場に派遣されると、パートによる派遣・バイトに対するいじめに衝撃。パートがそんなに偉いか、とストレスを抱えて2回で職場を変えた話。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
22歳

【当時の職業】
ホテル、旅館清掃

【当時の住まい】
当時は大学生で、賃貸マンションで一人暮らしをしていた。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
その他





【就職のきっかけと経緯】
その日は予定がなく仕事を探していたところ、登録していた派遣会社から紹介を受けて、一日だけの単発で仕事をすることになった。

【環境と仕事内容】
担当するのは多くて5人ほどで、パート数名と日雇いバイト1、2名(派遣)。
自分のポジションは日雇いバイトで、研修なしでその日初めて現場入りするため、いつもそこで仕事をしているパートから指示をもらわなければいけない立場。
仕事自体はチェックアウトの時間〜チェックインの時間帯なので日勤で、朝から夕方までの仕事。
給与は大体1時間1000円くらい

【大変だった時期】
最初から結構大変だった。




【大変だったこと】
とにかくパートが日雇いバイトをいじめる職場だった。
私のような日雇いバイトは、派遣会社から派遣されてくるため当然仕事内容は当日現場入りしてからでなければ分からない。
そこでパートのおばさんたちに聞きながら仕事を進めていくのだが仕事をきちんとしている人に対しても「こいつは遅い」「派遣はこれだから使えない」「なんでこんなことするの」などの愚痴、暴言を本人を目の前にしてとことん浴びせる。
当時私と一緒に現場入りした大学生は酷い言葉を浴びせられてその場で泣き出してしまった。
結局自分たちの方が仕事ができるし立場上上だから、と下に見ているのが明らか。
最悪なのは、派遣会社に言ったところで何も変わらないところ。
派遣会社にとってはお客様なわけで、結局私たちが我慢して働くしかないところが本当に露骨に表れた現場だった。

【大変だった期間】
1、2回ほど働いて働き甲斐が全くなかったので別の派遣先だけ選ぶようにした。




【当時の心境】
当時は仕事のやりがいよりも、そんなにパートが偉いかよ、とパートに対する嫌悪感しかなかった。
心に誓ったのは、「こんな大人には絶対ならないこと」「自分が正社員など上の立場になったらパートに安心して気持ちよく働いてもらえる場を作ること」だった。

【職場が大変だった原因】
現場にいたパートのおばさんたちが一番問題だが、そのほかにも沢山の問題があると思った。
派遣会社と顧客(派遣先)との関係、研修不足、受け入れ側の教育体制、パートに対する指導などが原因だと思う。




【仕事で良かったこと】
ホテルや旅館の裏側を知ることができたのが一番大きかったと思う。
今まではホテルに泊まる客の立場からしか考えたことがなかったが、この仕事でホテル業界の仕事内容や現状、大変な所も含めて全部身を持って体験できたことが良かったと思う。




【特にひどかった最悪の出来事】
同じバイトの子が仕事中に泣いてしまったことが忘れられない。
その子は私と一緒に現場入りしたアルバイトの子だった。
その日が初めての業務で、最初から一生懸命パートの話を聞いて、指示をされた仕事内容も丁寧にこなしていた。
それなのに、何が癪に障ったのか、パートのおばさんの一人がその子に対して執拗に嫌味を言い続けた。
「ほんと、派遣って使えないわ。」別に失敗をしてるわけでもなく、一生懸命こなしているだけなのに何でそんなことを言い続けるのか全く理解不能だった。
最初はその子も我慢しながら仕事を続けていたが、あまりに言葉が過ぎていて、仕事の最中に泣き出してしまった。
泣かせたパートは「なんで泣くの」と謝る様子は全くない。
時間がどんどん過ぎていき、ゆっくり慰める時間もなく私は私で指示を出された部屋の掃除をこなしていくしかなかったのが悲しかった。




【相談した人・助けてくれた人】
当時一緒に派遣として現場入りしたバイトのみんなと一緒に愚痴をこぼした記憶がある。
私たちの立場が一番低いので、現場の中で助けてくれる人はいなかったが、そうやってバイト同士で愚痴を言い合えるだけまだマシだったとは思う。

【改善のための行動】
現場自体がはっきり言って腐っていることに対して、いくらバイトの私たちが声を上げたところでまた明日にはバイトのメンバーがすっかり変わってしまう職場だったので無駄と判断。
次回からはその職場への派遣を拒否するほかなかった。




【現在の状況と心境の変化】
ホテルで派遣として働いていた頃は常にイライラしていて仕事に集中できず、「耐えて給料さえもらえればいいや」という考えだった。
でもあれから2年後正社員として働き(今は事情により退職したが)、こんなにも職場はそこにいる人間次第で働きやすさが変わるのかということを実感した。
職場の人たちがみんな優しく、思いやりを持つ職場だったので、悩みを持つことなく仕事に集中でき、心は常に充実していた。

【学んだこと】
世の中には様々な職場があり、私たちはそれを選ぶ権利があるということ。
立場が低いように見えるアルバイトや派遣も、一生懸命働く仲間として認識しなければならず、その間に差別があってはならないこと。



【当時の自分へのアドバイス】
社会勉強として、あの酷い職場を体験しておいて本当に良かったと思う。
社会人には本当に意地悪で最低な人もいれば、心優しく人のために動けるいい人もいる。
その「職場」「人」の見極めを、社会人になる前に経験できたことは職場選びでも役立ったと思うし、就活にもいい影響を与えたと思う。
今後も、いつ何時でも立場に関係なくすべての人と一緒に平等な立場で働けるように努力していってほしい。