【旅館の清掃員】人を人と思わない職場で苦労。ブラックに洗脳される前に逃げて正解。

【旅館の清掃員】人を人と思わない職場で苦労。ブラックに洗脳される前に逃げて正解。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
48歳

【当時の職業】
温泉街の旅館で部屋の清掃

【当時の住まい】
実家の一軒家で兄弟と同居

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
知人の紹介です。
送迎してくれるというのが魅力で就職しました。
田舎に住んでいて、自動車がなかったため、通勤費用に悩んでいたためです。

【環境と仕事内容】
時給850円で週5日で契約。
しかし、10日連続で勤務することもザラ。
勤務時間は10時から14時までの4時間。
社長以外は全員パート。
お客さんがチェックアウトしてから部屋の掃除。
宿泊予約したお客さんの人数に応じて、1旅館1人から3人で担当。
就職してから3ヶ月間は必ず先輩と組んで仕事をしたが、その後は状況に応じて1人で掃除することもあるようになった。

【大変だった時期】
最初から大変で、大変さが変わらなかった。




【大変だったこと】
人間関係がとにかく悪い。
その会社は、大手清掃会社の支部から独立した営業マンが立ち上げたもので、私以外のパートは全員その大手清掃会社のパートだった人だった。
いずれも大手清掃会社のパートだった頃に何かしらのトラブルを起こした人だが、本人に問題を起こしたという自覚すら無く、大手清掃会社に勤めていたし、自分たちは社長を助けるために来てやったという勘違いがあった。
「あんたは(大手清掃会社の名前を言って)の人じゃないんだから、人間じゃないんだよ。
人間面するんじゃない。
奴隷みたいにハイハイ言ってさえいればいいんだ。
私たちに口をきいてもらえるだけ有難いと思いな」と毎日のように言われた。
先輩パートがやりたくない汚れ仕事は全部私に押し付けられた。

【大変だった期間】
退職するまで変わらなかった。




【当時の心境】
通勤費がゼロ円でなければ、すぐに辞めていた。
車の運転免許がなく、車を持つ家族がいないので、普通に通勤したら、給料の半分を通勤費用で失うのが辛すぎた。
自然災害に遭って、自宅の再建に貯金をすべて使っていたのが恨めしかった。
自分をいたぶる連中を絶対許さないと誓った。

【職場が大変だった原因】
ものすごく地縁の強い土地柄で、同調圧力が異常に強かった。
その大手清掃会社は全国組織だったが、私が就職した会社の社員は全員地縁の強い地域の支部出身だった。




【仕事で良かったこと】
お客さんのアンケートで「部屋がとてもきれいで、気持ちよかった」と書いてあるのを見ると、仕事を頑張ってよかったと思った。
また、社長が特別手当として年に2回私にだけ多めに給料をくれていた。
社内での私の立場を理解してくれているみたいでうれしかった。




【特にひどかった最悪の出来事】
一つの旅館に地域での悪評が高い女がなぜか雇われて、掃除の素人に近いのに女将代理みたいに振る舞いだした。
他人の噂しかしない連中でも、その女が旅館に潜り込んだきっかけを探ることはできなかった。
女将も顔出ししなくなって、その旅館は混乱した。
その女はフロントの男性とも男女関係を持ち、フロントの人たちも、その女の言いなりになった。
私はその旅館の担当者のリーダーになっていたが、その女に「ラブホテルに行ったことがないバカ」とあざけられて、事々にいびられた。
その女が自分の悪仲間を引き入れるためにいびられ、怪我をさせられそうになった。
急な階段の上から突き落とされそうになり、危うく体を開いて交わしたが危ないところだった。




【相談した人・助けてくれた人】
家族に毎日こぼし、2時間以上話を聞いてもらうこともよくあった。
絶えずバカにされて、何でも私のせいにされていると、洗脳されたようになってしまい、自分が悪いのではないかと思ってしまう。
しかし、家族が話を聞いて周りがおかしいと断言してくれるので、客観的な視点を失わないで済んだ。

【改善のための行動】
社長に自分の状況をできるだけ客観的に伝える努力をした。
社長は私の話を聞いてくれた。
特別手当も他のパートに内緒でくれたりした。
それで頑張ることができた。
頑張っていたら、先輩パートが時々優しく接してくれるようになった。




【現在の状況と心境の変化】
先輩パートが時々優しく接してくれるようになったものの、私はその会社を辞めた。
悪評高い女が入りこんだ旅館がどうにもならない状況になったからだ。
怪我されられなかった翌日、その女は、社長に電話をかけて私をその旅館の担当から外すように要求した。
社長にはいろいろ考えがあったみたいだし、私に落ち度は無いと言ってくれたが、抑うつ状態がひどくて医者から退職を勧められた。

【学んだこと】
人権と言い立てる人ほど、他人の人権を土足で踏みにじると学んだ。
また、絶対に歩み寄ることができない人間関係もあると学んだ。



【当時の自分へのアドバイス】
辛すぎたときに逃げるのは正しい。
逃げる判断ができるのは、思考力が保たれている証。
逃げるのは次に進む道を見つける手段の一つ。
次に進む道は一つではない。
新しい道が広く開けていることもある。
辛すぎたときは逃げて正解。
大切なのは、自分が気持ちよく生きること。
気持ちよく生きる道はきっとある。
その道を探すことが大切。