【不動産物件の清掃員】アパートの清掃作業は階段の上り下りがきつい!共用スペースに汚物を出す行為は特に最悪な事例です

【不動産物件の清掃員】アパートの清掃作業は階段の上り下りがきつい!共用スペースに汚物を出す行為は特に最悪な事例です

【性別】男性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
42歳

【当時の職業】
不動産管理会社でアパートなど管理物件に対する巡回清掃の仕事

【当時の住まい】
持ち家の戸建て住宅で母親と2人生活をしていました。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、違う業種で働いている





【就職のきっかけと経緯】
30代の頃に勤務をしていた会社では、商社の営業マンとして活躍をしていました。
ところが時間外労働が多かったことで、成績は良かったのですが睡眠障害とうつ病を発症させてしまい、その後は転職活動をしても就職難の時代だったので、新しい仕事に就くことができずに苦労をしました。
後に転職は諦めて個人事業主として商品卸しやPB商品の開発などを行い、更に便利屋のような作業系の仕事も行ってました。
そんな中、同じ市内で営業をしている不動産管理会社があるのですが、この会社の会長は古くからの知り合いだったので、電話が掛かってきた際に相談をしたところ、この会社で賃貸アパートの巡回清掃作業の仕事を紹介され、個人事業を行いながらも就職をしました。
最初は不動産業界に知識が無かったことや、会長からは簡単な軽作業と聞かされていたこと、提示された給料が高額にしてもらえたことで納得をして仕事をスタートさせたことがきっかけです。

【環境と仕事内容】
地元では中堅クラスの不動産会社の巡回清掃の仕事ですが、この職種のスタッフは私を含めて4人でしたが、市内の広範囲にわたる管理物件があることで、エリアで分けて清掃の仕事となり、私の担当範囲は160軒の物件を担当しました。
各物件に対して、月に2度の清掃の契約を結んでいるので、月単位では320軒を清掃することが必要でした。
賃貸アパートなので清掃の対象となる部分は共用スペースに限定されています。
例えばエントランスから各階の廊下、階段と窓ガラス、屋外のゴミ置き場も仕事範囲です。
清掃には雑巾の他にモップやちり取りとほうきなどの基本となる道具類と、複数の洗浄剤なども使い分ける清掃です。
冬期間に入ると屋外側の共用通路の除雪作業を行ったり、残置物が敷地内に放棄されている場合は回収作業も仕事の範囲でした。
休日は当時は日曜日のみで、祝日は勤務が必要とされ私の場合は会長の知り合いということで月給は良かったのですが、忙しさと辛さを鑑みると満足することができませんでした。

【大変だった時期】
大変だった時期は、勤務初日から退職をするまでの全ての期間です。
勤続3年が過ぎようとしていた時には体力的に限界を感じました。




【大変だったこと】
労働時間に関しては、週休1日だったこともあり、大変ではありますが巡回清掃のスタッフに関しては残業時間は殆どありませんでした。
休日は疲れが蓄積されていき、何も出来ずに自宅で体力を温存するという毎日でしたが、大変に感じたことは正直なところ仕事内容全てが当てはまります。
160軒もの物件を月に2階の清掃で320軒になる計算では、1日に13軒をこなさないとクリアすることができません。
1日に13軒では1軒に付き移動時間を考えると、30分以内に終わらせないとクリアできません。
その結果、この会社では巡回清掃スタッフは長続きせずに短期で退職をしてしまう方が多く、体力自慢でなければ務まらない仕事でもありました。
特に大変に感じたことは管理物件の入居者さんからのクレームなどがあり、会社から携帯電話は与えられていたものの、例えばエントランスに嘔吐物があるので掃除をしてくださいという指令や、階段に大便があるという指令、ゴミ置き場に生ゴミのルール違反の捨て方をしているので清掃をしてくださいなど、指令は平均にすると月に15回程度はありました。
夏の季節に入ると腐食を起こして虫が湧いている状態でも回収をすること、汚物の処理も異臭を放ち清掃をすることに吐き気を感じてしまい、かなりのダメージを受けました。
賃貸アパートの入居者さんに対しては、常に明るく挨拶をすることが決まり事ではありましたが、汗だくで作業着を着ていることや、普通の方では触れない程の汚物や生ゴミを片付けをしている時などは、特に若い世代の方は汚いものを目にしたように避けて通られることは日常茶飯事で、メンタル面でもきつい経験をしました。

【大変だった期間】
42歳で依頼によって就職をしてから、約3年後の45歳で退職をしました。
最初から期間限定社員として他の社員さんも理解をしていたので、何ら問題なく退職できました。




【当時の心境】
巡回清掃の仕事は、私の事例では会長と知り合いということで呼ばれたことにより、他のスタッフの方とは異なり、3年程度を目途に最初から話し合いを澄ませていたので、将来の不安等は感じることはありませんでした。
他の巡回清掃の社員だけではなく、事務所の営業スタッフや事務系スタッフの方々とのコミュニケーションは良かったので、夕方に帰社してからは意外と楽しい毎日ではありました。

【職場が大変だった原因】
職場が大変だった大きな理由があり、どう考えても巡回清掃の社員の人数が不足しています。
まずは事例をあげてみると、その日の日程によってはお昼休みは10分程度で済ませ、フル回転で清掃をしないとクリアはできません。
更に嘔吐物や汚物、ゴミ捨て場の掃除の指令が来てしまうと、休憩することができなかったことは多々あります。
清掃作業は非常にハードで、夏の時期には大量の汗が出ますが、500ミリリットルの飲料水を仕事中の車内で4本を飲んでもトイレには1度も行かないなど、発汗量の多さを確認できるのではないでしょうか。




【仕事で良かったこと】
体力が必要となる巡回清掃の仕事では、賃貸アパートに入居されている高齢者の方から、飲料やお菓子をもらうことが度々あり、コミュニケーションを取れることはやりがいに繋がります。
特に冬期間に入ると除雪作業がメインになるのですが、余りのハードな除雪作業によって入居者さんから差し入れの他、かなり感謝されることが多く、この点においては充実感はありました。




【特にひどかった最悪の出来事】
賃貸アパートの巡回清掃の経験で、最悪の出来事になっていて、今でも思い出すことがあるエピソードは、新しくて綺麗な物件、オートロック機能が備わっている物件で起きたアクシデントがあります。
入居者さんから本社へと連絡があったようで、私が管理をしている物件だったので、携帯電話に指令がきました。
その内容はエントランス内の比較的広めのスペースに嘔吐物があるので清掃に行ってくださいとう内容でした。
この時点で私にとっては最悪の出来事でしたが、実際に物件に到着をして確認をすると、実際には嘔吐物だけではなく、ポスティングの不要なチラシを捨てる箱の中には、小便をした形跡があり、更に階段には大便が残されていました。
どうやら前日の深夜にお酒を飲んで帰宅をした入居者さんが我慢できずに行ってしまったようですが、清掃をしなければならない中で、この処理にはかなりの時間が掛かってしまいました。
何度も私自身が吐きそうになり、その都度屋外に出て回復を待つことを何度も何度も繰り返し、最悪の出来事は解決できました。




【相談した人・助けてくれた人】
会社内では全ての社員さんが、私と会長の関係を知っているので、かなり優遇されていたとは思います。
仕事がハード過ぎる問題に関しては、既にベテランの社員の方が何度も社長に訴えていたことですが、同様の話を社長にしてみると、1名の社員を雇ってもらえました。
このことで巡回スタッフ全員の理不尽な扱いを正常化できたので良かったと感じてます。

【改善のための行動】
巡回清掃の社員不足の問題はクリアできたものの、逆に他の部署の方々から何かと相談を受けることがあり、管理部や営業部、事務職では残業時間が長過ぎで、尚且つ残業代の支払額はゼロ円でした。
当然ながら法的に問題が生じているので、匿名で労働基準監督署に行き事情説明をした結果は会社側に調査が入り、未払い分の残業代の支払いを社員に支払うように命じられた結果、会社側は月に30時間分の残業手当を給料にプラスしたこと、残業はできるだけさせないという環境に成功しました。




【現在の状況と心境の変化】
退職をしてからは、個人事業の方に力を入れており、退職から6年が過ぎていますが順調とは言えない現状ではありますが、清掃作業よりも楽はしています。
私が現在行っている仕事のメインはカー用品の中でもドレスアップパーツなど、汎用性の高い商品の開発と製造販売を行っております。
体力を使わない仕事なので、清掃の仕事のように汗を流すことはありませんが、現状としては商品開発をするアイデアと製造する際に粗利を高くする工夫や努力など、違う面で苦労はしています。

【学んだこと】
不動産管理会社での清掃作業だったこともあり、不動産業界の知識力は身に付けることができました。
この仕事は清掃だけではなく管理部や営業部との連携も必要なので一応は良い経験をしたと実感しています。
時には不動産物件のオーナーさんとの会話などもあり、収益物件の運営法なども学べたこともメリットではあります。



【当時の自分へのアドバイス】
清掃作業はプロ意識を持つことは重要になり、普通の家の掃除とは使う道具やテクニックなどに比較にならないほどの知識力と技術力を必要とします。
そのため清掃作業中に出会う方々の視線は気にせずに、ひたすら一生懸命に仕事に没頭することをアドバイスしたいです。
普通の会社員の場合は常に先輩や上司とのやり取りでストレスを感じるものですが、清掃作業に関しては単独でできる仕事なので気楽に楽しめるようになるまで慣れも重要なこともアドバイスになります。